どこにでもいる平凡な高校生

新約 とある魔術の禁書目録 9巻

ラノベを読み始めて一番最初に泣くにまで至った禁書本編31巻目、最高の巻であり何度も読み返しては目頭が熱くなる。

主人公のこれまで行動を否定され、必要性を否定され、いくつもの地獄と表現するのすら生ぬるい世界を見せられ、最後には唯一の希望により心を折られた。
自分がこの世界に居たら他のみんなの幸せが消えてしまう。
約60億人(4年前の本になるので)の幸せと主人公1人の命が天秤にかけられる。

4Pを改行なしでフルに使った主人公の泣き言。
作中初めて心が折れ、主人公が「普通の高校生」になったシーンでもうダメだった。

そして初めて作中で主人公が自分自身の為だけに自分の意思で拳を握り締める。

最後は、誰かを救うヒーローへと戻る。
それが世界全てを敵に回す行為だったとしても、彼は誰かを救うために右の拳を握り締める。

物語全てが主人公という存在を表すような完璧な巻だった。

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